◎1998年4月以来6年間当教室で教鞭をとられた外国人教師Christian LE DIMNA氏は,2004年3月末で広島大学を退職され,4月から広島市立大学教授に就任された。
その後任として,Jean-Gabriel SANTONI氏が2004年4月に着任された。

◎2004年度は教室関係者のほかに,前期に中川正弘広島大学留学生センター教授(ヌーヴォー・ロマン研究)に出講していただいており,集中講義の形式で,前期に信州大学の吉田正明助教授(ランボー研究)にご援助いただいている。

◎伊ケ崎泰枝氏は,2003年12月にリール大学で学位を取得された。論文題目は,
“Les Procédés narratifs dans les œuvres de Simone de Beauvoir”

◎中山智子氏は,2003年10月にナント大学でDEAを取得した後,2004年8月に帰国された。

◎長谷川佐織氏は下記の図書を翻訳・出版された。
カトリーヌ・キュッセ著,長谷川佐織訳『ジェーンに起きたこと』東京創元社,2004

◎広島大学文学部とスイスのローザンヌ大学文学部との間の学術交流協定に基づいて,当教室の大学院博士課程前期2年佐藤由紀子さんが,2004年10月から約1年間の予定で,同大学文学部に派遣された。
また,2003年度から新たに始まったローザンヌ大学夏季フランス語研修短期留学プログラムにより,当教室の3名をはじめ5名の学生が2004年8-9月,同大学に派遣された。

(H)

2003年度 卒業論文題目

石田 直子  『ロランの歌』における人物描写
板井 郁江  マリー・ド・フランス「ブルターニュもの」のレーにみる影響と
独自性
久利 美香子 ジプシーを通してみる『カルメン』
浜 いくえ  小説『にんじん』と戯曲『にんじん』における主人公像の変化
について